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ア・グレート・コピー

2008年07月28日

ある本で、素敵な広告コピーと出会いましたのでご紹介いたします。

岩崎俊一さんと、岡本欣也さんのコンビによるもので、
トンボ鉛筆の企業広告に用いられたコピーでございます。


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人は、
書くことと、消すことで、
書いている。

消しゴムを使う人を見ると、あ、この人はいま、一生けんめい
闘っているんだな、と、なんだかちょっと応援したくなります。
自分の想いを、正しく、わかりやすく伝えるにはどう書けばいいのか。
それと真正面から向きあい、苦しみ、迷いながら、でもなんとか
前へ進もうともがいている。消す、という行為には、人間の、
そんなひたむきな想いがこもっている気がしてなりません。
文房具づくりにたずさわって、まもなく100年。トンボは、
「書く道具」と同じくらい、「消す道具」を大切に育ててきました。
日本の定番といってもいい消しゴム。品質をみがくことで、
大きな市場を切り開いた修正テープ。そこにあるものを、すなやく、
美しく、カンタンに消し去ることで、この世にほんとうに
生まれて来なければならなかったものが姿をあらわしてくる。
消すことは、また、書くことである、と信じるトンボです。
                        株式会社トンボ鉛筆

トンボが動いている。
人が、何かを生み出している。


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好いじゃないですか。

巧いなぁとか、面白いなぁと思うコピーは結構、出会うのですが
このコピーには感動といわれるような心の動きを感じることができました。



「コピー年鑑2006」掲載  


Posted by CATS HOUSE RECORDS at 00:19Comments(2)ミヤハラコウヘイ